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ニュースレター寄稿②本当の意味に気づく


 もともと、私たちの周りで起きている出来事には、実は何の意味もありません。

こういうと、ほとんどの方が否定されると思うのですが、意味がないというのは無意味ということではありません。その出来事そのものが意味を持っているのではなくて、出来事に対して、あなたが意味を与えているということです。そこには体験、現象、事実があるだけなのです。

 その出来事、体験に対して自分がどういう基準で判断をし、価値を与えているかによって、あなたにとっての出来事の意味が決まっています。

「猫に小判」ということわざがあります。「物事の価値がわからない人」という意味で使われますが、その価値を与えているのは誰でしょう。猫にとっては小判よりもサンマ一匹の方がはるかに魅力的です。そのように、自分の価値観や、そのときの都合によって、物の価値や出来事の意味は変わってくるのです。

そしてそれに一喜一憂して振り回されている自分がいます。


 例えば、あなたが車で目的地に向かっているとします。しかし、ずっと赤信号ばかり「なんで!ついてない!」とイライラしはじめ、信号に文句を言いたくなります。ありがちなことですよね。


しかし、信号はあなたの都合には全く関係なく、決められた通りに赤になったり、青になったりしているだけなのです。あなたの邪魔をするために、赤になっているわけではありません。皆がスムーズに通行できるように、事故が起きないように赤になっているのです。もっと言えば、あなたの命を守るために赤になっているのです。


そのように、赤信号の「本当の意味」に気づくことができれば、赤でも黄でも青でも常に「ありがとう!」になるはずです。 つまり人生をスムーズに生きるコツ、問題を解決するコツは「物事の『本当の意味』に気づける自分になる」ことなのです。 しかし、ほとんどの方が問題を解決する方法というのは、出来事や状況を自分の都合の良いように変えることだと思い込んでいます。だからそこに問題が発生してくるのです。


「私の人生、ずっと青ならいいのに!」「信号を自分の思うようにコントロール出来るようになったらいいのに!」「そんな幸運な人生だったらいいのに!」と言いはじめます。

それは無理なことです。あなたの前がずっと青なら、反対側はずっと赤になります。大迷惑です。そうすると「なに、あいつ!」と周りに不満が生じます。「俺の方が青がいい!」「いや私の方が青がいい!」。そこに、混乱や争い、奪い合いが生じます。大渋滞、事故多発ということになるのです。思い当たる節はありませんか?


自分の周りの小さなトラブルや、個人的な悩みはもちろん、世界を巻き込むような問題の原因も、結局はそこに行き着く場合が多いようです。

ではどこに問題があったのでしょうか。信号に問題があったのでしょうか。そうではありませんよね。自分が勝手に、青は『〇』で、赤は『×』と意味づけをしていたからでしょう。しかし、その『〇』や『×』も明確な基準があるわけではありません。あるとすれば、その時の「都合」だったり、「常識」「普通」と言われる曖昧な基準です。つまり、その時の気分や都合によって、同じ出来事に対して『〇』だ『×』だとレッテルを貼って、自分が貼ったレッテルに向かって一喜一憂しています。そんな感覚ありませんか?


悩みや問題の8割は人間関係の問題だと言われています。そして、その人間関係の問題のほとんどが、その時の「自分の都合による意味づけ」にあるようです。

「こうあるべき」あるいは「これが正しい」と言った瞬間、それ以外は間違いになります。『×』に囲まれて生きて行くことになるのです。そして、『×』に怯えたり、『×』と戦わなくてはいけなくなります。では『×』を作り出したのは誰でしょう。自分ですよね。全て自分がつけた意味合いの中で生きているのです。ということは、自分でどうにでもなるということなのです。


しかし、残念ながら「あいつがこいつが」と他人のせいにする人もたくさんいらっしゃいます。「あいつがこいつが」と言っているということは、自分の人生は「あいつこいつ次第だ」と言っているということです。「あいつが自分の都合のいいように変わってくれたならば、私は幸せになれるのに!!」と言っているのです。それでどうにかなりますか?


「あいつが!こいつが!と言っているのも自分なんだ」と認めたときに、自分の人生が自分のところに帰ってきます。自分の人生が自分のものになるのです。そうすると自分でどうにでもなり始めます。それが「自分の人生には自分に責任がある」ということだろうと思います。実はもともと何も問題は起きてはいなかったのです。本当の意味に気づくことができていない私たちが、何もないところに問題を作り出してしまったのです。逆にいうと、本当の意味に気づくことができる自分になれば、問題は起きて来ないということになります。


つまり、問題を解決するということは、周りの状況や人、出来事を自分の都合のいいように変えることではなく。あるいは変わってくれることを期待するのではなく、「物事の『本当の意味』に気づける自分になる」ということなのです。本当の意味に気づけば、何も悪いことは起きていなかった事がわかります。辛いこと苦しいことは確かにあったけど、実は素晴らしいことしか起きていなかったことがわかります。すべてが『〇』だったということが分かります。すべてに「ありがとう」になります。


話は変わりますが、子供が親を選んで生まれてくると言うことは、どこかで聞いたことがあるでしょう。それは間違いのない事実のようです。前世誘導の中で、「今回の人生の計画を立てている場面」へと誘導する場合があります。お母さんのお腹の中に入る直前の場面です。そうすると中には、虐待をするような親を選んで生まれてくる人もいます。そこで「あなたはなぜ、あんな暴力的なお母さんのもとに生まれてきたの?」と聞くと、ほとんどの人が「私が選んで生まれてきました」とか「私がお願いをして生まれてきました」と涙ながらに言います。それがたとえどんな親であろうとです。


自分で選ぶことが出来たのであるならば、大金持ちで、優しいお父さんお母さんで、財産もいっぱいあって、一生働かなくてもいいようなところを、選ぶことも可能だったのです。しかし、ほとんどの人がそうではない所を選んで生まれてきます。貧しい家庭を選べば惨めな思いをする。暴力的な親を選べば怖い思いをする。だらしない親を選べば悔しい思いをする。実はみんなわかった上で生まれてきているのです。どれだけの勇気ある魂なのでしょう。


選ぶのは両親だけではありません。両親を選べば環境もほぼ決まります。さらには、肉体も才能も自分で設定をして生まれてきています。ならば、成績優秀で、運動神経抜群で、歌も上手で、絵も上手で、そんな設定をして生まれてくることも可能だったのです。悔しいですがそういう人は実際にいますものね。しかしこれも、全く違う設定をして生まれてくる場合もたくさんあります。


運動神経が悪ければ惨めな思いをする。頭の回転が悪ければ、いじめられるかもしれない。障害を持って生まれてくれば、辛い苦しい人生になる。実はそれも全部分かった上で選んで生まれてきています。どんなに素晴らしい魂なのでしょう。その勇気ある存在。実はそれが本当の私たちの姿なのです。


実はそこには、素晴らしい理由が隠れているのです。そこに気づいた瞬間、すべてに「ありがとう」になります。「辛い苦しいことは沢山あったけれども、実は素晴らしいことしか起きていなかった」ということに気づくことができます。物事の本当の意味に気づくことができるのです。


では次回は、実の母から虐待を受け続けた、三姉妹のお母さんが、自分が受けた虐待の本当の意味に気づいて、どうしても許すことが出来なかったお母さんに、涙ながらに心からの感謝の言葉を伝えることができた事例をご紹介いたします。 虐待の連鎖が起きかけていた彼女は、今までの出来事の本当の意味に気づいて、すべてに感謝ができるようになりました。そこには「魂の成長」というキーワードが見え隠れしてきます。どうぞ、次回を楽しみにお待ちください。


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フォレスト前世療法研究所の一宇です。連載4回目となりました。 まず初めに、前世療法とは今抱えている悩みや問題の大元の原因を前世までさかのぼり、ご本人に思い出していただき、解消するという手法です。私は、このセッションを始めて24年間で約4,000人のクライアントと向き合ってきました。その体験の中で、人生には実に明快な法則があることに気付きました。それは ①すべては私の思い通りになっている。 ②すべて

ある経営コンサル会社のクライアント様向けの毎月のニュースレターに、連載することになりました。 「人生の法則Ⅰ・Ⅱ」とダブル部分が多々ありますが、どうぞご覧下さい。 皆さま始めまして。 フォレスト前世療法研究所代表の陣野智巳です。24年前から前世療法を主体としたカウンセリング・セッションを行っています。 今回、〇〇社長のご好意により、シリーズで連載をさせていただくことになりました。ありがとうございま