先日行いましたセラピスト養成上級講座修了生の感想文をご紹介いたします。
上級では単なるテクニックではなく、「人として、セラピストとしてどうあるか」を考え、「人間の素晴らしさに気づく」ことを目的としています。
受講生の皆様には沢山の気付きがあったようです。
お一人ずつ回を分けてご紹介いたします。
文中、宗教的な言葉が出てきますが、宗教組織とは無縁ですので、誤解なきようお願いします。
まずはY・Hさんからです。
『遅くなりましたが、上級講座の感想を送ります。
言葉にするのが苦手なので分かりにくいかと思いますが、ご容赦ください。
始めに陣野先生をはじめ皆様方、二日間ありがとうございました。
中級講座ではとても色鮮やかな体験をしたので、上級ではまたどんな色が加わるのだろうと思っていましたが、上級講座は「水墨画」のようでした。
セラピストとして、人間として、どうあるべきか。
深く考える時間でした。
「神そのものである私が、神そのものであるあなたに話しかける」
私は「自分=神=あなた」と思う事がどうしてもできず、理解に苦しんでいましたが、今回の講座で初めて腑に落とすことができました。
家に帰ってテキストを読み返してみると、載っている言葉ひとつひとつ、心に染み入ります。
講座を通して感じたことは、私は今回ずっと皆さんに助けて頂いていた、という事です。なかなか言葉に言い表せない私に「伝わっているから大丈夫だよ」と声を掛けて頂き、涙が出そうになりました。
「仏法は我一人が為なりけり」
私も今回の講座でこの言葉を深く感じています。
全てに感謝です。
きっと、ずっと前から知っていた。。。そんな風に思える心地よい空気感。
2日間では味わい尽くせない想い。
本当にありがとうございました。
余談です。
あらためて、上級講座の事を考えてみました。
大海原の上で瞑想している姿が見えました。海は凪。心穏やかに。
ここからがスタートです。
私自身には分からないのですが、私の周りのエネルギーが変わったのでしょうか。
子どもが二人ともエネルギー詰まりのような症状で学校を休んでしまいました。
存分にハグして、笑って、お昼頃には二人とも元気になり、次の日は普通に学校に行きました。医学的には自律神経の乱れ、というのかもしれません。
また、ひょんな事から前世療法のお話を聞きたい、という人が現れました。
動き出している事を感じます。
「他力の中の自力」を心に留めゆっくりと進んでいきたいと思います。』以上
◆補足(上級講座資料より抜粋)
「仏法は我一人が為なりけり」とは
正式には「仏法は親鸞一人が為なりけり」です。
親鸞上人は皆さんご存じのように、浄土真宗の開祖です。
その親鸞上人が「仏法は私一人の為にある」と言ってるのです。なんと傲慢なことでしょう。と、受け取ってしまう浅はかな自分がいます。
しかし、何度も咀嚼すると、そこには清々しいほどの覚悟と謙虚さを感じます。
万人に向けられたお釈迦様の教えを、「私一人のためにお話しくださってるという思いで受け止めます」という深い覚悟と、この上もない感謝と、いさぎよさを感じるのです。
全ての人、全ての出来事が、私一人のために大切なことを教えてくれています。
「仏法は我一人が為なりけり」改めて謙虚に耳を傾けます。
Comments