「3000人の前世療法で見えてきた人生の法則」

 

 

 

目次

はじめに

 

第一章

➀人生は自分の思い通りになっている

②出来事には意味はない。あなたが意味を与えている

③本当の意味に気づく

④自分の人生は自分に責任がある

⑤事例一

⑥ネガティブ感情の製造工場

⑦事例二.

⑧こうあるべき!が✕を作り出す

⑨枠をかけない

⑩〇をもらうことで幸せを得ようとする

⑪全てを認め受け入れることが出来る自分.

⑫不完全こそ完璧

⑬認め受け入れるとは

⑭本当の自分、人間は『神』そのもの

 

第二章

➀今までの体験や出来事の意味

②人生の教科書

③子供が親や環境を選ぶ

④事例三

第三章

➀なぜ問題が発生してくるのか

②前提条件が現実化する

③真実に気づく

④望みを実践する

⑤修行をやめる許可を自分に与える

⑥事例四

⑦人生の法則は知っていてはいけない

⑧体験の意味

第四章

事例集

➀DVを受け続けた女性

②生まれながらのアトピーの女性

③わがままな夫との関係

④前世からの思い込みに支配されている男性

⑤神様に対する恐怖心

⑥「楽しい人生を送ってはいけない」という思い込み

⑦発作的な寂しさと不安感に悩む女性の場合

⑧不安確認症の男性

⑨離婚した元夫との関係

⑩不登校のお子様二例

⑪引きこもり、リストカットの娘さん

⑫ウツの原因

 

まとめ

 

おわりに

 

 

 

 

はじめに

前世療法というのをご存じでしょうか。この本を手に取っておられるということは、すでにある程度の知識を持っておられることと思います。

前世療法というのは、ご本人が抱えている問題や悩みや、今置かれている環境や状況の大本の原因を、催眠状態の中で前世までさかのぼり、ご本人に思い出していただき、問題を解消していくという手法です。私が、占い師のように前世を言い当てるというようなやり方ではありません。ご本人が思い出しますから、とても実感と説得力があります。

 

私は、その前世療法を中心としたセラピーを二十年ほど前から行っています。この二十年間で述べ三千人以上の方の問題と向き合ってまいりました。

私のセッションでは、お一人当たり三~五つの前世を明らかにしていきますので、今まで一万以上の前世と向き合ってきたことになります。

 

そのように、たくさんの事例と向き合っていくうちに、人生の奥底には実にシンプルな法則があることに気づきました。

その法則にもとづいて物事を考えていくと、本質的な答えが出てくるのです。クライアント様の悩みの根本原因がどこにあるのか、思考や価値感の何がずれているのか、どうすれば悩みや問題が解決するのかが、自ずと分かるのです。

さらにその法則を、セッションの中でクライアント様にお話していくと、殆どの方がそれを理解するだけで、悩みの半分以上が解決していくことに気づきました。中には、全ての問題が解消してしまう人もいます。

たくさんのクライアント様から、早く本にまとめるようにご要望をいただいていたのですが、何年もの時間がかかってしまいました。

 

ところで、このセッションを始める前、私自身も沢山の悩みの中にいました。

子供の頃から、とても貧しい家に育ちました。その貧しさから抜け出したくて、二三歳で商売を始め、二七歳の時には同年代の方の一〇倍近くの年収がありました。

 

しかしその時ふと思ったんです。「こんな若造が、こんなに成功していいんだろうか。このまま行くと、傲慢な男になってしまうんじゃないか。まだ若いんだから、挫折も必要なんじゃないか。」と。

今考えると、とんでもないことを思ってしまったものです。人生は思い通りになります。

その直後から、挫折が始まりました。社員はどんどん辞めていきます。売上もどんどん落ちていきます。一生懸命頑張るのですが、何をやってもうまくいかなくなったのです。

 

死にかける病気もしましたし、仕事も家庭も何もかもうまくいかなくなり、五年間のウツにもなりました。どん底に落ちていったのです。

 

「こんなはずじゃなかった。あんなに順調だったのに、一体どうしてしまったんだろう。」「一体何のために生まれてきたんだろう。」と真剣に悩みました。何ヶ月も何ヶ月も考え続けました。

そして出た答えが「皆、幸せになるために生まれてきたんだろう。自分も周りの人も全ての人がそうなんだろう。どうもそれは間違いなさそうだ。」と。「ならば、間違いなく幸せになる方法があるはずだ。」と思ったのです。「では、その方法って何だろう?」と、また考え始めました。

 

しかし、考えても考えても答えが出てきません。何週間も考えた末に出てきた答えが「もう、分からん!」でした。「分からんから、神様にお任せしよう」と。「神様の右手として使ってもらおう」と思ったのです。「神様が自分の右手を不幸にすることはないだろう」と。諦めとも開き直りともつかない感覚です。まな板の上の鯉の心境です。

 

それからです。人生の流れが変わり始めました。沢山の不思議な出会いや、出来事が起きるようになったのです。「挫折が必要だ」と思ってから十年の月日が経っていました。その三年後、このセッションを始めることになりました。

「間違いなく幸せになる方法があるはずだ」の答えが、少しはわかったような気がします。

 

一人でも多くの方に、この法則を理解していただき、本来のすばらしい自分に戻っていただくことを期待します。

第一章

➀人生は自分の思い通りになっている

いきなりですが、人生は自分の思い通りになっています。

そう言われると、皆様どう思いますか?

「そんなことはない! 思い通りになんかまったくいかない!」そう言われる方も多いのではないでしょうか。私もそう思っていました。

みんな間違いなく「楽しくて、イキイキと笑顔に満ちて、豊かな幸せな人生を歩みたい。」と思っています。しかしなかなかそうならない、だから自分の思い通りにはなっていない、と思っている方がたくさんいます。しかしそれでも思い通りになっているのです。

 

では、あなたの中のどういう思いが現実化しているのか。それはあなたが、人生や自分や仕事や家庭というものに対してどういう前提で見ているのか。その前提こそが現実化しているのです。思考パターンと言ってもいいかもしれません。例えば、幸せになるためには苦労が必要だとか、たくさん修行しなければいけないんじゃないかと思っている方がたくさんいます。

中には、こんな自分は幸せになる資格は無いのではないか、と思っている方もいます。しかし、資格のない自分であっても幸せにはなりたい。幸せになる資格を得るためには、自己犠牲が必要なのではないか、人のいうことをただ「ハイハイ」と聞いてなくてはいけないのではないか。あるいは自分の言いたいことを言ってはいけない、自由に生きていけないと思い込んでいる方もいます。そうすると、その前提条件が現実化するのです。

実に単純なことです。苦労が必要だと思っている方は、目の前に楽な道と、苦労の道があれば、どちらの道を選択するでしょう。明らかですよね。間違いなく苦労の道を選択するでしょう。楽な道の先には、幸せはないと思っていますから、楽な道を選択することはないでしょう。そして、困難が待ち受けるいばらの道を選択することになります。そうすると、当然苦労が始まります。では、その苦労はいつまで続くのでしょう。またいつになったら幸せになれるのでしょう。

さらには、苦労を手放すと幸せはやってこないと思い込んでいたりしますから、永遠に幸せになれなくなってしまいます。目の前に人参をぶら下げて、走り続けているようなものです。そういうことを繰り返している方がたくさんいるのです。あなたはどうですか?

 

中には「過去や前世に焦点を当てるよりは、今や未来のことを考えた方がいいんじゃないの?」と言われる方がいらっしゃいます。確かにそうです。過去の事にとらわれるよりは、「たった今」そして「未来」のことを考えた方がはるかに前向きです。しかし、その未来を作るのは、あなたの奥底にある前提条件(思考パターン)なのです。そしてたった今もその思考パターンで自分の世界を作り出しています。そして、その思考パターンは前世の体験が影響している場合が多いのです。ですから、前世を知ることで思考パターンが変わり、未来が変わり始める場合が多いのです。

 

「幸せを得るためには」の前に、色んな前提条件を付けていませんか? その前提条件が現実化していませんか?

あなたの人生で現実化しているのは、その前提条件(思考パターン)の方だということに気づけば、世界の見え方は大きく変わり、人生の流れは大きく変わります。

②出来事には意味はない。あなたが意味を与えている

もともと、私たちの周りで起きている出来事には、実は何の意味もありません。

こういうと、ほとんどの方が否定されると思うのですが、意味がないというのは無意味ということではありません。その出来事そのものが意味を持っているのではなくて、出来事に対して、あなたが意味を与えているということです。そこには体験、現象、事実があるだけなのです。

その出来事、体験に対して自分がどういう基準で判断をし、価値を与えているかによって、あなたにとっての出来事の意味が決まっているのです。

 

 例えば、訪問先でお茶を出されたとします。そのお茶に対して、人によって色んなことを考えます。いろんな反応を起こします。たとえば、「あ~おいしい!」という人もいれば、「なんだこのお茶は! 渋くて飲めたもんじゃない!」。あるいは「高そうな、いいお茶!」という人もいれば、何も思わない人もいる。人それぞれいろんな反応をします。そして、自分が感じたことをもとにして、さらに反応していきます。

 

「おいしい!」と言った人は「ありがとう。」と言う。「まずい!」と思った人は、さらに色んな反応することでしょう。「私の口には合わないけど、一生懸命入れてくれたんだよね。ありがとう。」と思う人もいれば、中には「なんでこんなお茶を出すんだ! 嫌がらせか?」とか、「こんなお茶しか出してもらえないの? 嫌われてるのかな?」と思ったりする人もいるでしょう。

「ありがとう!」と思った人は、その瞬間幸せな気持ちになれますが、「こんなお茶!」と思った人は、不快な気持ちになります。ではどこに問題があるのでしょう。そのお茶は同じ一杯のお茶なのに、何が違ったのでしょうか。

お茶はお茶。それ以上でも、それ以下でもありません。そのお茶に対して、自分がどのような価値を与えているのか。それによって、あなたにとってのお茶の価値が決まっているのです。

 

そのお茶に、自分が「×」というレッテルを張っておいて、自分が張ったレッテルに向かって文句を言ったり、不安がったりしているのです。だって、「○」のレッテルを張った人は、「ありがとう。」と言っているのですからね。

そこには、ただ「お茶」という事実があるだけ。しかし、そこに自分がどういう価値を与えているかで、その出来事の自分にとっての意味が決まってくるのです。

 

「猫に小判」ということわざがあります。一般に「物の価値の分からない人」という意味で使われますが、ではその価値はだれが与えているの?ということになってきます。猫にとっては、小判よりサンマ一匹の方がはるかに魅力的です。つまり、「小判そのものに価値があるのではなくて、受け取る人の状況や趣味嗜好、優先順位、その時の都合などによって物事の価値は変わる。自分が与えた価値によってその意味が決まってくる。」ということなのです。

そのようにして、周りの出来事、物、現象に自分自身が意味付け、価値付けをして、自分が付けた意味の中で生活をしているのです。

そして、その意味付けも、ほとんどの場合その時の自分にとって、都合が良いか悪いかで変わってきます。都合ですから、同じ出来事でも都合によってコロコロ変わってきます。

 

例えば、あなたにとって大切な人が亡くなったとします。そうすると、悲しくつらい思いをします。そのように、生きていればそうした辛い出来事、悲しい出来事というのは、残念ながら間違いなく起きてきます。そうすると、悪いことが起きたように受け止めてしまいがちです。

しかし、人が亡くなる事は悪いことでしょうか。そうではないですよね。当たり前のことが起きているだけのことです。間違いなく人は死ぬのですからね。それが、自分にとって辛かったり悲しかったりするから、悪いことが起きているように受け止めてしまうのです。

しかし、殺したいくらい憎んでいる人が死んだりすると、嬉しかったりします。

「そんなことは思ってはいけない。」と頭で考えながらも、そんな風に思ってしまうことがあるのも事実です。そのように、私たちは人の死すらも、その時の自分の都合で意味付けをして、右往左往しているのです。

 

私たちは、苦しいことや悲しいことが起きると、悪いことが起きていると受け止めてしまいます。しかし、苦しいことや悲しいことは確かに起きますが、悪いことが起きているわけではないのです。自分がそのように意味づけをしているだけのことなのです。

では、なぜ苦しいとか悲しいとか悔しいとか思うのか。それはその時の自分にとって都合が悪いだけのことなのです。その時の自分の都合で意味付けをして、勝手に不安がったり悲しんだりしているだけのことです。都合ですから、同じ出来事に対しても、その時の都合によって違う意味付けをしてしまいます。

 

例えば、あなたが大好きな人とデートの約束をして、待ち合わせ場所に車で向かっているとします。しかし、ずっと赤信号ばかり。「なんで!ついてない!」とイライラしはじめます。信号に文句を言いたくなります。

しかし大嫌いな人と会わなくてはいけない時はどうですか? 「ラッキー! ずっと赤信号のままでもいいのに!」なんて思ったりします。そんな感覚、よくありますよね。ちょっとした出来事に一喜一憂しています。

しかし、信号はあなたの都合には全く関係なく、決められた通りに赤になったり青になったりしているだけなのです。あなたのデートの邪魔をするために、赤になっているわけではありません。皆がスムーズに通行できるように、事故が起きないように赤になっているのです。もっと言えば、あなたの命を守るため。更には、あなたが恋人と楽しいデートができるように赤になっているのです。

そのように、赤信号の「本当の意味」に気づくことができれば、常に「ありがとう!」になるはずです。

 

つまり人生をスムーズに生きるコツ、問題を解決するコツは、「物事の『本当の意味』に気づける自分になる」ことなのです。

 

しかし、ほとんどの人が問題を解決する方法というのは、出来事や状況を自分の都合の良いように変えることだと思い込んでいます。だからそこに問題が発生してくるのです。

「私の人生、ずっと青ならいいのに!」「信号を自分の思うようにコントロール出来るようになったらいいのに!」「そんな幸運な人生だったらいいのに!」と言いはじめます。

それは無理なことです。あなたの前がずっと青なら、反対側はずっと赤になります。大迷惑です。そうすると「なに、あいつ!」と周りに不満が生じます。「俺の方が青がいい!」「いや私の方が青がいい!」。そこに、混乱や争い、奪い合いが生じます。大渋滞、事故多発ということになるのです。思い当たる節はありませんか?

 

実はもともと何も問題は起きてはいなかったのです。しかし、本当の意味に気づくことができていない私たちが、何もないところに問題を作り出してしまったのです。逆にいうと、本当の意味に気づくことができる自分になれば、問題は起きて来ないということになります。

 

つまり、問題を解決するということは、周りの状況や人、出来事を自分の都合のいいように変えることではなく、「物事の『本当の意味』に気づける自分になる」ということなのです。本当の意味に気づけば、何も悪いことは起きていなかった事がわかります。実は素晴らしいことしか起きていなかったことがわかります。

すべてに「ありがとう」になります。

③本当の意味に気づく

何度も言いますが、その『本当の意味』とは、「世の中には、本来素晴らしいことしか起きていない。」ということです。

辛いこと苦しいことは確かに起きますが、悪いことが起きているわけではないのです。信号の例でもわかるように、その時の自分にとって都合が悪いと「悪いことが起きている」、都合が良いと「良いことが起きた」と、私たちが勝手に意味づけをしているだけなのです。ただ勘違いをしているだけなのです。しかし、本当の意味に気づいた時には全てが「ありがとう」に変わります。

 

色んな本や、様々な人が「全てに感謝をしなさい」と言っています。そして、多くの人が「全てに感謝しなくっちゃ」と思っています。確かに素晴らしいことです。しかし、「感謝しなさい」「感謝しなくっちゃ」と言っている間は、まだ違うんです。だって根底には「感謝できない」という思いがありますからね。本当に感謝している時は、「感謝しなくっちゃ」なんて思っていませんから。

「感謝しなくっちゃ」と思っている間は、「立派な人、素晴らしい人にならなくちゃ」「我慢しなくっちゃ」と言っているようなものです。しかし無理や我慢は、いずれ限界が来て爆発します。

ですから、幸せな人生を歩むコツは「感謝しなくっちゃ !」をするのではなくて、「本当の意味に気づける自分になる」事なのです。その本当の意味とは「本来、素晴らしいことしか起きていない」ということです。その本当の意味に気づいた瞬間、自動的にすべてが感謝に変わり「ありがとう」になるのです。

 
 
 
 
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